故人が逝去された日の夜に弔問に訪れる方は、必ずしも自宅に来られる方ばかりとは限りません。故人が生前にずっと入院していたことを知っている方、見舞いに来られたことのある方の場合、報せを聞いて病院の方へ駆けつけることもあるかも知れません。また遠距離の親戚が夜遅くなって到着する事もあるでしょう。そういったいろいろなケースを考えると、仮通夜の晩には、家人は必ずしも正装の喪服を着ていなくてもよいでしょう。光らない素材で黒を基調とした服であれば構いません。
告別式前夜の本通夜は正装の喪服を着用する必要があります。この時には、自宅であれ、それ以外の場所であれ、祭壇が作られ、読経も行われます。焼香される弔問客の前で家族は居並んで礼を返すわけですから、喪服をきちんと用意しておきましょう。
仏式による通夜は僧侶をお迎えするところから始まります。
祭壇 |
| 僧侶 |
喪主 |
| 葬儀委員長 |
遺族 |
| 世話役 |
近親者 |
| 故人の先輩 |
親戚 |
| 恩人 |
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| 会社関係者 |
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| 知人 |
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この場合の僧侶は「導師」と呼びます。導師が到着しましたら一同は会場に集まり、導師の入場を待ちます。
この時の座り方ですが、右図のようになります。会社の上司は上座に案内します。読経と焼香、説法が終わりますと、導師は退場します。そして喪主の挨拶で通夜は終わります。通夜の式が済んだら弔問客や世話役などに夜食や酒を振る舞います。勧められた会葬者は一口でも食べるのが供養とされています。
葬儀の打ち合わせも、近親者の集まった通夜の際に行うのがよいでしょう。細かいことはほとんどが葬儀社任せということになりますが、それでもしっかり打ち合わせておかねばならない事がいくつかあります。
<喪主、葬儀委員長を決める>
喪主、葬儀委員長は当然決めておかなくてはいけません。以前は亡くなった方の長男が喪主となることが多かったのですが、今日では亡くなった方が世帯主である場合はその連合いが喪主を務めるというのが普通です。葬儀委員長は地元の自治会長ですとか、また亡くなった方が会社の現役であったならば会社関係のしかるべき人に頼まれたほうがよいでしょう。
<祭壇の準備>
告別式の日取りが決まった段階で葬儀社側は当然祭壇の用意をします。もし告別式を自宅で行うのであればどこの部屋にで行うのか決めます。そして、祭壇を飾れるように部屋を片づけ、同時に祭壇に飾る遺影の写真の選択や通夜・葬儀に必要な物を揃えておきます。それらの品は葬儀社の人に尋ねるなどしたほうが手っ取り早く出来るでしょう。
<式の確認>
そして式の確認です。席順は通夜の時と同じです。供物や供花の置き場所は間違いないか、これは故人との付き合いの程度によって決めます。重要なものほど棺に近く、花輪は入り口に近いほど参列者に深い印象を残すものです。
<役割分担>
通夜の時もそうですが、葬儀の際の役割分担も決めておかなければなりません。喪主をはじめ喪家の人は当日お手伝いの仕事は出来ませんので、親戚など近親者に頼みます。受付や案内、荷物係、留守番など必要な人数を把握しておき、葬儀当日の役割をきちんとお願いしておきましょう。
<弔辞・弔電>
弔辞の依頼は前もってしかるべき人にお願いしておきますが、その方が間違いなくおいでになれるのか、もし見えない時には誰に頼むのか、その当たりもしっかり確認を取り合っておきます。弔電は故人の生前のお付き合いの程度や、会社での仕事や地位によって違ってきますが、たくさんいただいたからといってあまり多く読んでも意味がありません。喪主の判断でせいぜい5つか6つに絞りましょう。
<精進落しの準備>
精進落し(会食)の席も設けなくてはいけません。こちらの方もきちんと頼んで置きましょう。ご近所のご婦人方が買って出て下さることもありますが、人の家ということもあり勝手が分からない場合もあります。礼儀的なこともありますので、身内の者が少なくとも一人はいるようにしましょう。